古来から
人々を魅了してきた金木犀の香り。

最大の特徴である華やかで
濃厚なフローラル調の香りは、
リナロールやゲラニオールという
香り成分によるもの。​

ラベンダーやローズウッド、
オレンジスイートなど、
アロマテラピーの中でも
人気の高い精油にも含まれる成分。

香り成分のリナロールには
判断力の低下を抑える効果や
口内環境を整える抗菌効果、
血行を促進してからだを温める効果など
健康に役立つ効能が確認されています。​

金木犀の花は
桂花 (ケイカ)という生薬。

桂花は身体を温め気血の巡りを良くし
良い香りでリラックスさせてくれる効果があるとして
漢方医学では、花びらを乾燥させて
薬として使用します。​

薬効としては不眠症や低血圧、
生理痛などを緩和するとされています。​

ほかにも胃腸の動きを良くしてくれたり
痰や咳を鎮めたりする効果もあります。

中国ではお酒に金木犀を入れて
香りを楽しみながら飲まれます。
有名な桂花陳酒です。​

紅茶の発酵は
茶葉自身が持っている​
酸化酵素の働きによって行われ
カテキンという苦味成分が酸化によって
タンニンという渋み成分へと変化します。

​発酵が進むにつれ
色は緑色から赤褐色に変化し
さらに渋味とコク、香りが増し
紅茶特有の芳香を放ちます。​

​バラのようなフルーティーな香りは
茶葉がもつリナロールやゲラニオールという
香り成分の発酵によってもたられます。​

紅茶にはカフェイン、ポリフェノール、
テアニンなどが豊富に含まれており
それぞれが身体に良い効能があります。

​テアニンには、とくにリラックス効果があり
神経を鎮めて心を落ち着かせてくれます。

カテキンはポリフェノールの一種で
抗酸化作用がありターンオーバーを整え
さらにハイドロキノンという成分が
メラニンの生成を抑えて
美肌効果が期待できます。

​継続的に飲み続けることで
さらに効果を期待できます。

有機農園で育まれたオーガニックの生茶葉を
丁寧に発酵・乾燥させて仕上げた紅茶。

金木犀と紅茶の相乗効果は
理想的なマリアージュ

植物のデンプンを原料とした
バイオマス素材からつくられた
テトラティーバッグ。

​微生物によって自然分解します。​
フィルター、タグのラミネート、
糸にも同一の素材を使用。

人と環境のことを
しっかり考えてつくられたティーバッグ。

糸の長さは17cm
タグがカップの中に落ちにくく
大きなマグカップでも
安心してお使いいただくことが可能です。

※マイボトルで飲まれる際はタグを切ってお使いください​

お茶は
古くから「 薬 」解毒剤として
役立てられてきました。
今から1200年ほど前に
日本に伝えられた際も
お茶は飲み物ではなく
薬として輸入されました。​

​「お茶を一服」という言葉は、
これに由来すると言われています。

​「一服千考」
ひとつのことを突き詰めて考えるよりも
一服して頭を切り替えた方が
良い案が浮かぶもの。

​金木犀フレーバーティーで
一息入れてみては、いかがでしょうか。

お茶のいろは Tea & Tips

茶は、ツバキ・サザンカと同じ
ツバキ科の多年生植物で
学名を「カメリア・シネンシス」といいます。

同じ茶の木の新芽を摘み加工したものですが
その加工方法が大きく異なっています。

日本では植物の葉などを乾燥し
湯で成分を浸出した飲み物を総じて
「○○茶」と呼ぶ習慣があります。

​大麦を焙煎して作る麦茶や
チャの葉以外を使った薬草茶も
ドクダミ茶や甘茶のように「茶」と呼ばれています。

​これらは、学術的には「茶ではない茶」ですが、
古くから植物の個性や効能を生活に取り入れてきた
優れた飲み物で日本の文化です。​​